お線香をつくる

夏の終わりに、前々からやってみたかった スティック香づくりをしました。

東京 麻布十番で、香木、香道具等を扱っているお店 香雅堂さん にて、代表の山田夫妻とゆったりと、香りを楽しみながら体験しました。

香雅堂さんとは、数年前、「かおりの友」 という冊子をつくった際に大変お世話になりました。


この かおりの友の企画で、練香は、かつてWSで作ったことはありましたが、お線香は、はじめてです。様々な香りを、炭団(たどん)の上にふりかけながら、香りのひとつひとつを聞きながら

(お香は嗅ぐのではなく、聞くという言葉を使います)自分の好みの香りをセレクトしていきます。

そのままの状態で聞いた香りと、熱をくわえ焚いた香りは違うのでこれも予測しながら選びます。

30種類ほどあるなかから 様々な香りを聞いて、なんだかお腹が満腹です。。。

今回は、香木のタイ産の沈香(じんこう)をベースに、追加で一つの香り、「排草香」を選びました。限りなく、土ぽいのが好きみたいです。。。

香りがするものだけでは、お線香になりませんので、つなぎの役目をする、タブを原料とした

本粉とシナ粉、そこに沈香と排草香を入れます。


全部で3グラム。約10本ほどのお線香ができるであろう量です。



ここに、お水を小さなアイスクリームスプーンで6、7杯いれて、練り合わせます。

ほど良い、柔らかさになれば、あとは手で、お線香のかたちにしていきます。

手の上で、そして紙のうえで、伸ばしながら。。。うねうねと。


こちらは、均一を目指す、奥様の真理子さん。。。 太く短いのがお好みのようです


こちらは、代表の悠介さんのもの。細く、強弱があるのが見て取れますね。

最後にわたしがねりねりしているところ。 短く、なんだか、ぼこぼこと。。。

それぞれの性格が見事にこんなところにも現れるものです。。。

ここから、2.3日乾燥させて完成です。。。

さて、それぞれがどんな香りに仕上がったのか、これまた楽しみな時間です。

また後日、ご報告します〜


天然の香りは、聞くと、五感が開きます。

疲れたとき、気分転換したいとき、お線香を焚いて、切り替えます。

そして、たまにお香を楽しみたいなとおもったときは、聞香(もんこう)をします。

香炉で炭を整え、炭団を焚いて、銀葉をのせ、香木を置く。

これらの動作をすることで、心が落ち着いていきます。日常のなかでこのような時間を

持てるというのはしあわせな事なのだなと思います。







0コメント

  • 1000 / 1000