三浦修道院見学 (パーマカルチャーデザイン)
パーマカルチャー仲間のみかげさんの計らいで、三浦海岸にある三浦修道院の見学へ、パーマカルチャー女子6名でいってきました〜天候がよく、今日は海のむこうに千葉の房総半島がくっきり。
海からすぐの高台にある修道院は、秋田杉と一部カナダの木材(大きな梁など)白い壁を基本としてつくられた、採光がよくかんがえられた建物。敷地内に、建物、聖堂、畑、果樹が美しく配置されてとても心地の良い空間でした。こうゆう心地よい場となるには、努力が必要で。。。もう11年ほど前、最初は笹だらけの場所をゆっくり開墾して綺麗に整地してつくられたそうです。。。循環型のエネルギー利用も考えられていて、風力(いまは使用されていないけど)太陽光発電、温水器、ペレット暖房、雨水利用、コンポスト、アースオーブン、グリーンカーテンどれも自然とちゃんと向き合い継続していく姿でした。海側は古墳を思わせる地形なので、採掘してみても何も見つからなかったようですが、海を遠くに望める場所なので、祈りの場所だったのでは。桃、杏、八朔がなる果樹のエリア(前はにわとりも住んでいたけどイタチに襲われいまはいない)奥はもともとあった大きな椿が左右にあり開かれた空間。笹を全部刈ってしまうのではなく、うまくアーチのようなかたちで残しているあたりもセンスを感じました。畑の部分は、他のところにあった古い梅を植え替え、中心として、風通し、採光のことを考え、アーチ型の畝が広がり、優しい雰囲気。設計したのはパーマカルチャーセンター元講師でもある江口浩寿さん。花も植えられているのでとても温かみもあります。ほどよい広さで、シスターたちが楽しく野菜や花を育てているのがわかります。自然の素材の竹や木の枝などでそらまめや、さやえんどうが支えられている姿は可愛らしい。とてもバランスのよい空間とはまさにこのこと。シスターの言葉、何をやるにも10年はかかりますね。。。 ジーンとしみました。
とても豊かな時間が流れているので、本当にずっといたくなる場所でした。三浦の気候をうまく活かし、足るを知るかたちが見ることができてとても勉強になりました。春になるとまた違う風景になるでしょう。となりは、三浦半島らしい、大根畑が海のごとく広がっている。どちらが自分にとって心地よく、かつ自然の姿かと問われている気持ちになりました。シスター、じっくりと案内していただきありがとうございました!!!
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