川口さんのことば
ふと、したときに、読み返す文章がある。自然農の川口由一さんのことば。
僕は、自給自足は、他の仕事をされながらでも十分に可能なことだと思います。 自給自足の上に立って分業していくのが本来の姿だと思うんです。 僕の子どもにも、専業農家になるかどうかは別として、自分がたべるものを自分で つくるということは、ごく当たり前のこととしてできるようになって欲しいと 思っています。自給自足については、理屈がわかってその方法がわかっていたら いつでも必要な時にできます。耕運機も農薬も肥料もいらない方法でできるという 自信が持てたら、日々安心があるのです。もし石油がなくなる、農産物の輸入が 止まる、などということになれば、人々は大いに慌て、大パニックになるでしょう。 でも、自給自足の術が広まっていれば、この大不幸に陥ることから救われるなとも 思っています。
また、何も農業でなくても気づきを持てたらそれでいいのです。
人生に、すべての仕事に、多いに役立つものです。
自分だけが、人間だけが、物豊かに物豊かにと、取り込み過ぎて食べ過ぎて、
自然界、生命界の掟を忘れ、他の生命を省みず、さらに暗闇に陥り、執着を重ね、
滅びへとひた走る今日の生き方ではなく、生命あるもの地球の上で、あらゆる生命たちと
「共に生きていける」「生命を共にできる」「生・死を共にしていける」のが本来の
農のあり方であり、すべてのあり方の基本にしなければならない大切な大切なものだと思います。
川口由一
植物がいなくなったら、息をすることもできないし、食べることも一緒に楽しむ事だってできなくなる、だから少しでも地球の負担を軽くすること日々、小さきことから続けること。
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